【1】第三者評価機関名 | (特非)ニッポン・アクティブライフ・クラブ ナルク福祉調査センター |
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評価調査者研修修了番号 | SK18142 SK2021190 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 45名 | |
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施設長氏名 | 山田 祥隆 | 所在地 | 大阪府 | |
URL | https://chabonavi.jp/place/398 | |||
開設年月日 | 1923年11月15日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 公徳会 | |
職員数 | 常勤職員 | 25名 | 非常勤職員 | 9名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 5名 | 社会福祉主事 | 11名 |
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保育士 | 14名 | 臨床心理士 | 1名 | |
栄養士 | 1名 | 看護師 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 56室 | (イ)設備等 | |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 基本理念:仏教の慈悲の精神をバックボーンに、子どもたちの人格を尊重し、安心感が得られる生活の中で、社会の健全な一員として自立を計れるよう、子どもの生活創造と自己実現への援助を行う。 指導指針(私たちの目指す子ども像):・自分の生活と心を大切にする子ども ・仲間の生活と心を大切にする子ども ・主体的に生きる力を持つ子ども |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・子どもたちは縦割りの4グループに分かれて家庭的な雰囲気で生活し、各グループはそれぞれの独自性を生かして生活・余暇・学習指導に当たっている。・小規模グループでは、特に個別的な関わりを必要とする子どもを対象に小集団でケアしている。 ・子どもたちの自主活動を重んじて、グループの活動費・日用品費・被服費・間食日等はグループの実情に合わせ、子どもたちと話し合って使途を決めている。 ・東大阪市ほか7市とショートステイ事業等を委託契約して実施している。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2022年06月13日(契約日)~ 2023年01月17日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和元年度 | |||
【6】総評 | <設立> ・大正12年11月観音寺住職山田霊祥が「大阪少年公徳学園」を設立し、昭和26年児童福祉法による養護施設に転換した。学園長は代々住職が務めている。 <入所理由別利用者数> ・虐待24人、父母の社会的状況11人、父母の疾病5人、その他3名、合計43人(受審時点) <快適な住環境> ・広々とした敷地に3階建ての女子棟・男子棟・共同棟が建ち、中央の広い庭園には植栽と遊具があり、事務所棟・保育士棟から施設長や職員が子どもたちの様子を見守っている。 <自主性の尊重> ・子どもたちは男子・女子別のそれぞれ中舎・小規模の二種、計4グループに分かれ、小規模グループは、食料の買い出し、調理、自分の衣類の洗濯など、将来の自立に向け、社会に出ても困らないように家庭に近い生活を送っている。 <地域に開かれた施設> ・施設を地域に開放するイベントとして「子どもの広場」を催し、行政や学校、ボランティア団体・子どもの友人等を招待し、地域交流を図っている。 <地域福祉の増進> ・近隣市町村と委託契約し、子育て短期支援事業(ショートステイ)を行っている。レスパイトや保護者の入院、出産時等に地域の子どもを受け入れている。 <特に評価が高い点> ・残業ゼロ、有給休暇完全消化など勤務環境の改善が進み、職員が定着している。 ・ベテラン・中堅・若手職員のバランスが良く、協力して施設運営に当たっている。そのため子どもたちの職員に対する満足度は高い。子どもたちの表情は明るく、将来の進路に福祉を選択する子どもも多い。 <改善が求められる点> ・施設長が行っていることが職員からの評価に繋がっていない。そのため子どもたちの施設に対する不満が生じている。 ・施設長のリーダーシップのもと、全員参加の施設運営を望む。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 評価を受け、施設内会議(職員会議・リーダー会議)で検討・協議を行ないました。なお、改善点は早急に改善策をまとめ、改善に努めるということで一定の方向性を定めました。 また、評価が高かった点については、さらにブラッシュアップしていきます。今回の受審結果を全体で検討・協議する良い機会となり、職員一同、良い点・改善が必要な点を認識でき、子どもにとっての利益の追及を再確認することが出来ました。 |