【1】第三者評価機関名 | (特非)ニッポン・アクティブライフ・クラブナルク福祉調査センター |
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評価調査者研修修了番号 | SK18095 S18022 SK18094 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 45名 | |
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施設長氏名 | 手塚 賢二 | 所在地 | 神奈川県 | |
URL | http://sagamihara-minami.chusinkai.net/ | |||
開設年月日 | 2014年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人中心会 | |
職員数 | 常勤職員 | 26名 | 非常勤職員 | 5名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 3名 | 保育士 | 19名 |
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児童指導員 | 6名 | 臨床心理士 | 1名 | |
栄養士 | 1名 | 看護師 | 1名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 6ユニット 1ユニットに児童居室8部屋(全室個室) | (イ)設備等 | 1ユニットにリビングルーム、ダイニングルーム、風呂2か所、トイレ3か所、洗面所 |
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(ウ) | 相談室2か所、静養室、心理療法室2か所、図書室、日中保育室 | (エ) | 親子訓練室2か所、地域交流室 | |
【3】理念・基本方針 | ・経営理念 (1)私たちの使命 私たちは、私たちの活動する地域社会において、自分や自分の大切な人が抱える心身の障害や生活環境上の問題によって、様々な「不自由」「生きにくさ」を現に経験し、または経験するだろうリスクを有する人々に対して、適切な専門性を担保された養護、介護、及びこれに関連する諸サービスを提供することを通じて、誰もが自分の存在に誇りを持ち、生きる喜びを享受するとともに、自分の家族や隣人の存在を素直に喜ぶことができる社会づくりに貢献します。 (2)私たちの目指す姿 私たちは、常に前向きであり、成長すること、困難に立ち向かうこと、人の幸福に貢献することにこのうえない喜びを感じる職員集団による、調和と活力に満ちた働きによって、私たちが活動する地域社会において、養護、介護、及び関連する諸サービスのもっとも信頼される提供者となることを目指します。 (3)私たちの信念 尊厳・・私たちは、すべての人間は、一人ひとりが「かけがいのない存在」であり、生きる価値を有するということを信じます。 公正・・私たちは、私たちが地域社会において存在するためには、私たちの行う活動が常に公正なものでなければならないと信じます。 有能・・私たちは、私たちの使命を実現するためには、私たちの提供する養護、介護、及びこれに関連する諸サービスをより効果的なものとするために、私たちの能力を常に向上させるために努力することが必要であると信じます。 協働・・私たちは、私たちの使命を実現するためには、私たちが、私たちの活動する地域社会に根を張り、地域社会を育てるとともに、地域社会に支えられるという、協働の精神を重んじるべきであると信じます。 革新・・私たちは、私たちの使命を実現するためには、既成概念にとらわれず、新しい発想のもとで組織運営に取り組む努力が永続的に必要であると信じます。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | 乳児院との合築施設で全室小規模ユニットで運営している。特定の養育者との愛着関係や基本的信頼関係を基盤に切れ目のない養育支援を行っている。全室個室を完備しており、入所児童に対し、プライベートな空間を確保している。地域の子育て支援として、ショートステイ、親子サロン、子育て相談等行っている。公益的取り組みとして、ユニバーサル就労支援やかながわライフサポート事業、無料学習塾(昨年度からコロナ禍の為、停止している)を行っている。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2021年05月13日(契約日)~ 2021年12月08日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成30年度 | |||
【6】総評 | 【特に優れていると思われる点】 1 子どもたちが施設で安心して生活するための取り組み 子どもたちが安心して生活するため、施設、小・中学校、児童相談所とともに「サウスピースプロジェクト」に取り組んでいます。 プロジェクトに、「暴言、暴力をなくそう」「自分を大切にしよう、相手を大切にしよう」を掲げ、「子ども面接」「生教育委員会」「環境美化委員会」「子ども部会」「感情やコミュニケーションの教育プログラム」により、子どもたち自身が大切な存在であると心から思え、暴言・暴力のない生活や自分や相手を大切にし、子どもたちが安心して安全な生活を送れるよう、支援を行っています。 子ども面接は月に1回、子どもと他ユニットの職員が1対1で実施し、権利侵害の防止と早期発見に努めています。生教育委員会で行う月1回の話し合い「はばたき」で、子どもの年齢や発達に応じプライベートゾーンや人と人の距離感などを伝えています。職員は性的事案について事例検討会を行い、理解を深めています。 2 様々な機会を通した子どもの意見や要望、気持ちの把握 施設は、子どもアンケートや子ども面接、子ども部会、自立支援計画策定のアセスメント、日常の会話、寝る前の会話、意見箱の設置など、子どもの意見や要望、気持ちを聞き取る機会をできるだけ多く持つようにしています。 職員は子ども面接のスキルアップや対人援助技術を学んだり、処遇困難児が増加する中、言葉にできない子どもや上手く表現できない子どもの気持ちをどのようにくみ取っていくのかを模索しながら、子どもたちの気持ちを理解し安心した生活が継続できるよう取り組んでいます。 3 支援計画に基づいたアフターケアの取り組み 開所7年目の2019年3月に高校生7名が退所することを受けて、退所した子どもが新しい環境下で順応し、落ち着いて生活ができるよう、アフターケアの充実に積極的に取り組みました。退所児童の支援計画を策定し、電話、家庭訪問・職場訪問等、事業者内面談等を実施しています。また、退所者の集まりの会の開催や18歳で退所した子どもたちへの相談援助を継続しています。 退所者が集まれる機会として、山の日(祭日)に「卒園生集まりの会」を実施しています。2020年度は退所者9名が参加し、職員や入所している子どもたちと施設のアルバムを見たり、談笑しながらホットケーキパーティーを行いました。 【特に改善や工夫などを期待したい点】 1 職員のスキルアップ体制 多様な課題を抱えた子どもの入所が増加傾向にあり、ユニット職員は課長や専門職から、専門職は大学教員を講師として、スーパーバイズを受け、子どもへの対応を学んでいます。また、施設としてユニットを横断する組織としての質の向上への取り組みが希薄であると感じ、職員のユニット探検を実施しています。ユニットの特徴を生かし職員相互に学びあい、援助技術を向上していくことが期待されます。 2 マニュアルの整理と活用しやすい工夫の継続 2021年に品質マネジメントISOを再取得し、職員が活用しやすいように品質マニュアルや業務マニュアルを整備しました。各種マニュアルや作業手順書、チェックリストなどを業務に応じて詳細に作成し、PDCAサイクルのもと、施設の質の向上に取り組んでいます。 個別に必要なマニュアルなどは職員に配付し、業務要領書などはフロアごとに常備していますが、職員が十分理解して使いこなすまでには至っていません。重複したり記入しにくい書類がないかを点検し、今後も職員が活用しやすいマニュアル類になるよう、整理や工夫を行うことが期待されます。 3 理念・基本方針の実現に向けた中・長期計画の策定 施設として、単年度の事業計画を策定し実行・評価を行っていますが、中・長期計画は策定されていません。理念・基本方針を実現するために、職員とともに検討して課題を明確にし、中・長期計画として策定することが望まれます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 近年、処遇困難児童が多く入所してきています。 より一層職員の育成に力を注ぎ、児童の最善の利益の実現に向かって努めて参ります。 この結果を真摯に受け止め、今後の発展のために改善していきます。 |