【1】第三者評価機関名 | (特非)ふくてっく |
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評価調査者研修修了番号 | SK18233 SK18234 SK18235 1801C021(大阪府) |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 68名(地域小規模12名を含む) | |
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施設長氏名 | 永野 孝男 | 所在地 | 大阪府 | |
URL | https://aozora-kids.net/ | |||
開設年月日 | 2008年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 阪南福祉事業会 | |
職員数 | 常勤職員 | 34名 | 非常勤職員 | 20名 |
有資格職員 | 臨床心理士 | 2名 | 看護師 | 2名 |
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保育士 | 13名 | 社会福祉士 | 2名 | |
児童指導員 | 26名 | 教員免許・幼稚園教諭・中学校教諭・高等学校教諭 | 16名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 41室 | (イ)設備等 | 事務室 医務(静養)室 相談室 サロン 学習室(寺小屋) 心理室 |
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(ウ) | 厨房 浴室 便所 洗濯室 | (エ) | ||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 私たちは、一人ひとりを大切に笑顔と笑い声のたえない共同生活をめざします。子どもと大人が、ともに助け合い、励ましあって、一緒に暮らす、一緒に育つ、雨の日も風の日も雲の上には『あおぞら』が広がっていることを感じていたいと思います。悲しみや苦しみにくじけそうな時も、みんなの笑顔やなにげない言葉があたたかく包んでくれる雲の上の『あおぞら』をめざして!いつも前向き、いつも上を向いて!今日も一日楽しく過ごせました。明日もまた、幸せな一日でありますように・・・おやすみなさい 【基本方針】 “笑顔と笑い声のたえないおうちづくり”親と離れて、施設で生活する子どもたちに母の思いをつたえること 子どもたちの心の中に住み込み、子どもたち自身も母のように、愛情深い人となるよう寄り添い育むこと |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・6か所の小規模グループケアと2か所の小規模児童養護施設を設置している。 ・福祉サービスの質の向上を目的とした、月1回の「あ会議」(法人内施設の主任以上の管理職が出席)を開催している。 ・各棟主任による月1回の職員ヒアリングの実施。 ・意見箱の積極的な活用。 ・公文教材を活用した学習支援。 ・トラウマ治療を目的としたクラブ活動。 ・職員の働きやすさを追求するココロング委員会。 ・職員会議を利用したグループワークやあおぞら講座などの施設内研修、OJTカードを活用した人材育成。 ・積極的な海外研修。 ・法人内保育施設との連携。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2019年09月12日(契約日)~ 2019年12月23日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 平成29年度 | |||
【6】総評 | 「あおぞら」は2008年に岸和田学園から分離して、先駆的に小規模ユニット化を実現して早くも11年が経過しました。 家庭的な養育環境の中で、新しい社会的養育ビジョンの目指すべきモデルを追求してきました。しかしながら、近年、様々な難しい養育課題を背負った子どもの入所が増加しており、「あおぞら」においても平穏な生活リズムを維持することが困難になりつつあります。そうした中でも、施設の危機管理は堅実に機能しており、職員は一丸となって施設の理念・基本方針を全うすべく努めています。困難事例をバネとして、そこからさらなる高み(雲の上に広がるあおぞら)を目指す仕組みの創造を期待します。 【特に評価の高い点】 ・中長期計画で「小規模かつ地域分散化、高機能化および多機能化・機能転換」に向けて、と題する家庭的擁護推進計画を令和元年6月に見直し、改訂を行っています。それは2020年からの10ヶ年を5年づつの前・後期にわけ、段階を追って地域分散・小規模化を図るとともに、里親支援やファミリーホームの整備、在宅支援、特定妊婦の支援、一時保護機能の整備等を見通しています。 ・様々なチャンネルを通じて組織的に人材確保に取り組むとともに、実効性ある職員育成と、良好な人間会計の醸成に努め、また「ココロング委員会」が働きやすい職場環境を推進することによって、職員の定着を図っています。 ・小規模ユニットの家庭的なつながりと様々に工夫をこらしたハード環境があり、子ども本位の支援の中で、子どもの基本的欲求が充足され、自主性が育まれています。安心・安全な生活のいとなみの中で社会生活や生活技術の習得が図られています。 ・多様なクラブ活動プログラム、にじいろ“夢”コンサートの発表の場があり、子どもの自己肯定感を高める取組が豊富です。学習環境についての取組も高く評価できます。 ・各ユニットのキッチンで食事の最終調理が行われ、温かい湯気と美味しい匂いが漂う、家庭的雰囲気があります。 ・学習環境と指導体制を整え、進路決定に必要な情報を提供するとともに、経済的支援を含む手厚い配慮を施して、子どもが最善の進路決定ができるように支援しています。 【改善を求める点】 ・事業計画の主な内容を分かりやすくを子どもに伝えるということは果たせていません。 児童養護施設では、子どもや保護者の参加を促す観点から、子どもの養育・支援に直接かかわる事業計画を分かりやすく説明して、理解を得ることが求められます。 ・管理者は主任・リーダー会議、職員会議等を通じて、経営課題の周知を図っていますが、すべての職員に対しての共有が不十分です。経営の改善や業務の実効性を高めるためには、職員の関心度を高め、経営参画を促す取組の徹底が求められます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | 「前回以降に改善された点、改善が進まない点など分かりやすく示していただき、多くの気づきを得ることができた。全職員で共有し、さらなるより良い運営を図っていきたい。」 |