【1】第三者評価機関名 | (非特)ふくてっく |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021201 S2020126 S2020125 2101C015 (大阪府) |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 32名 | |
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施設長氏名 | 前田 なぎ子 | 所在地 | 大阪府 | |
URL | ||||
開設年月日 | 2020年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 阪南福祉事業会 | |
職員数 | 常勤職員 | 23名 | 非常勤職員 | 9名 |
有資格職員 | 社会福祉士 | 3名 | 保育士 | 10名 |
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看護師 | 1名 | 管理栄養士 | 1名 | |
介護福祉士 | 2名 | 社会福祉主事任用資格 | 8名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 本園20室 地域小規模2棟(居室数 計12室) | (イ)設備等 | |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理 念】 "笑顔と笑い声のたえないおうちづくり" ・親と離れて、施設で生活する子どもたちに愛を伝えること ・子どもたちの心の中に住み込み、安心・安全の基地となること ・命の尊さを教え、子どもたち自身が愛を伝える人となるように 【基本方針】 ①やすらげる家…"自分は大切にされ、誰からもおびやかされない"という安心・安全な居場所づくりをする。笑いと癒しのある温かいだんらんを作る。 ②学び…よりよく生きるために、知識を積み重ねることはもちろん、学習によって培われた集中力や理解力、言語表現力、適応能力のスキルアップは、社会に出てからの宝となる。自学自習を習慣づけ、自分でできるちょうどの学習を継続するため、公文式学習を導入する。 ③食育…食事は、自立にとって、最も大切な柱と考える。季節ごとの旬の食材、ときには畑で自ら育てた野菜を使って、調理法を学びながら楽しく食卓を囲む。健康な身体をつくり、抵抗力を養うために、必要な栄養や昔から伝わる行事食、地域の伝統食などの知識が、自然と身に付くよう食育を行う。 ④共にあること…子どもと大人が一緒になって、毎日の暮らしをつくる。子どもの"やってみよう"を大切にし、実現できるためみんなで協力する。共に暮らす仲間が支え合い、励まし合い、育ちあうことの素晴らしさを実感する。地域の人々も参加できる行事や催しを行い、地域に溶け込み、必要とされる施設をめざす。 |
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【4】施設の特徴的な取組 | ・法人間の職種に連携、学びの場、支援の統一 すだちナビ(自立支援)里親会議、心理士会議、ココロング、あ会議(主任会議)あ長会議(施設長会議) 看護師会 法人内に社会的養護の施設が4カ所あるので人事交流も含めて学ぶ場が多い。孤立しがちな一人職種のフォローを行っている。 ・にじいろ夢コンサート 子どもたちの習い事の集大成。1年を通して実施してきた習い事の発表の場になっている。単なる発表に場にするのではなく、子どもの自己肯定感を高めトラウマ治療の一環となっている。収益はにじいろ基金として卒園児の自立の為に使っている。 |
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【5】第三者評価の受審状況 | 2022年09月06日(契約日)~ 2023年03月02日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | - | |||
【6】総評 | 【評価の高い点】 ■働きやすい職場づくり カフェの日常的な利用や、朝会・昼会などで、いつでもだれにでも相談できる職場づくりが出来ており、職員が課題を一人で抱え込まないように配慮しています。 ■子ども本位の養育・支援、満足の向上 子どもを尊重し、そのプライバシー保護に配慮した養育・支援が行われています。 また、ユニット会議やお茶会、寝かしつけの時間など、職員は丁寧に子どもに対応し、その満足の向上に努めています。 ■支援の継続性とアフターケア 入所児童の受入れに際しては丁寧な説明と温かい配慮を施しています。また、退所を迎えた児童には具体的なプログラムを組んでリービングケア・アフターケアを尽くしています。 ■養育・支援の基本 子どもを理解し、子どもが表出する感情や言動をしっかり受け止め、十分な衣食住を保障して基本的欲求の充足を図っています。 【改善を求める点】 ■職員一人ひとりの計画的な育成 「期待する職員像」に基づいて職員費一人ひとりに目標設定をして、計画的な育成をするプログラムづくりを期待します。 ■ボランティアの受入 ボランティアを受け入れる基本姿勢の明文化と、適正なボランティア導入を図るマニュアルの整備、そして職員への研修を行って、積極的なボランティアの導入が求められます。 ■地域交流・地域貢献 地域に多重化、潜在化する福祉ニーズ等を把握して、これに基づく公益的な事業・活動が求められます。 ■苦情解決状況の公表 施設独自のHPはなく、苦情解決対応の状況が公開されていません。施設運営の透明性を高めることが求められます。 ■標準的実施方法の活用と見直し 職員においてはマニュアルの認知や活用の意識は高くなく、マニュアルの生きた活用状況は十分ではありません。また、少なくとも1年に1回はマニュアル通りの支援が行われているかを検証し、必要な見直しが行われることを期待します。 ■自立支援計画の評価・見直し 子どもや保護者等の変化に応じて緊急に見直す必要がある場合を含めて、自立支援計画の定期的な評価と見直しの基準づくりが求められます。 ■性教育と心理的治療 性教育についてマニュアルは整備されておらず、性について支援が必要な子どもには担当職員のスキルに委ねられ、個別の対応となっています。もっか施設に心理士不在であり、早急に心理治療の体制を再興することが求められます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | あんだんてが岸和田学園から独立して初めての受審でした。法人が示す『家庭的養護推進計画』を進めていくうえで、多くの気づきがありました。 子どもアンケートで子ども達の肯定的な意見が多くあったこと、また地域小規模の子ども達の満足度が高かったことは職員にとって大きな励みとなりました。 評価結果で繰り返し出てくる標準的な支援(マニュアル)は毎年の自己評価でも上がってきた課題でした。課題の表出にとどまっていた事を反省しました。更なる子ども達の満足度を高められるよう、職員全員で取り組んでいきたいと思います。 |