【1】第三者評価機関名 | (特非)ふくてっく |
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評価調査者研修修了番号 | SK2021201 SK2021202 0501B093 2101C016 2101C013 |
【2】種別 | 児童養護施設 | 定員 | 44名 | |
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施設長氏名 | 西田 幸市 | 所在地 | 大阪府 | |
URL | https://aozora-kids.net | |||
開設年月日 | 2008年04月01日 | 経営法人・設置主体 | 社会福祉法人 阪南福祉事業会 | |
職員数 | 常勤職員 | 44名 | 非常勤職員 | 17名 |
有資格職員 | 精神保健福祉士 | 1名 | 正看護師 | 1名 |
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教諭免許 | 9名 | 保育士 | 18名 | |
社会福祉士 | 3名 | 臨床心理士・公認心理師 | 2名 |
施設設備の概要 | (ア)居室数 | 本体施設5ユニット(40室)地域小規模施設2棟(12室) | (イ)設備等 | |
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(ウ) | (エ) | |||
【3】理念・基本方針 | 【理念】 私たちは、一人ひとりを大切に笑顔と笑い声のたえない共同生活をめざします。子どもと大人が、ともに助け合い、励まし あって、一緒に暮らす、一緒に育つ、雨の日も風の日も雲の上には『あおぞら』が広がっていることを感じていたいと思いま す。悲しみや苦しみにくじけそうな時も、みんなの笑顔やなにげない言葉があたたかく包んでくれる雲の上の『あおぞら』を めざして!いつも前向き、いつも上を向いて!今日も一日楽しく過ごせました。明日もまた、幸せな一日でありますよう に・・・おやすみなさい 【基本方針】 “笑顔と笑い声のたえないおうちづくり”親と離れて、施設で生活する子どもたちに母の思いをつたえること 子どもたちの心の中に住み込み、子どもたち自身も母のように、愛情深い人となるよう寄り添い育むこと |
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【4】施設の特徴的な取組 | 6か所の小規模グループケアユニットと3か所の地域小規模児童養護施設を設置しており、また、昨年6月より本園の空いたユニットを使って一時保護専用施設(ひばり)を開設している。 福祉サービス(支援)の向上を目的として、月1回の法人主任会議 (あ会議)を開催している。また、社会的養護施設の施設長も月1回の会議(あ長会議)を行い、子ども達への支援の向上、職員の福利厚生等について話し合いをしている。 各棟主任による月1回の職員ヒアリング(1on1ミーティング)の実施。施設長による年1~2回の職員ヒアリングを行い、子ども・職員・施設等についての意見・提言を聞く機会としている。 意見箱の積極的な活用をし、様々な子ども達の声を聞き、応えられるようにしている。 公文教材を活用し、学習支援を施設内で行っている。また、地域で開設している公文教室に通っている子どももいる。中高生について、塾を希望する子どもについては、早くから通塾し進路に向けての取り組みも行っている。 職員が働きやすい職場を追求するためにココロング委員会の設置。また職員が子育てをしながら働き続けることができるように法人内に設置された企業主導型保育園を活用している。 外部の研修も利用しつつ、施設内研修・OJT・OFF-OJTを行いながら、人材育成を行っている。 | |||
【5】第三者評価の受審状況 | 2022年07月07日(契約日)~ 2023年03月09日(評価結果確定日) | |||
前回の受審時期 | 令和元年度 | |||
【6】総評 | 【評価が高い点】 ■事業計画策定プロセスへの職員参画 職員間には各種委員会構成や闘会議、ユニット会議、ピア会議など、コミュニケーションの場が豊富にあり、計画策定への参画機会が保障されています。施設長は事業計画を最終的に決裁したうえで、計画趣旨やその背景を職員会議等で丁寧に説明しています。 ■施設長のリーダーシップ 施設長は施設の現況や今後の展望、コンプライアンスの配慮について、職員会議や広報誌で丁寧に説いています。法人の決定方針に加えて施設長としての考えを論理的に説明して職員自身の意見を引き出しています。 ■養育支援の継続性 自立支援担当職員を配置し、子どもの担当職員と協同してリービングケア・アフターケアに丁寧に取組んでいます。にじいろ“夢”基金を活用した計税的支援、その他様々な自立支援を行うほか、法人・施設の行事へ退所児童を招待して絆を保っています。 ■子どもお満足を高める取組・基本的欲求の充足 職員は子ども一人ひとりと一対一で向き合う時間を大切にするとともに、定期的なアンケートを実施して子どもの想いを受け止め、組織として具体的に取組んでいます。職員は、施設における一定の生活リズムを守なかで、裁量権をもって子ども一人ひとりの生活リズムに柔軟な対応に努めています。 ■親子関係の再構築支援 施設では、児童相談所とこまめに連携し、またテスト的な外泊の実施や、施設内の親子生活訓練室を活用するなどの具体的な取組みを講じて、可能な限り親子関係の再構築に努めています。 【改善を求める点】 ■地域の福祉ニース島の把握と地域に向け他公益的事業 地域の福祉ニーズ等の把握については積極的な動きが少ないようです。児童養護施設の特性と蓄積した知見を活かして、地域福祉の向上へのアウトリーチの取組を期待します。 ■苦情解決の仕組みの公表 養育・支援の実施から生じた苦情に適切に対処するため、また子どもや保護者等の不安を払拭するため、施設が苦情解決に向けて取組んでいる仕組みや結果を公開することが求められます。 |
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【7】第三者評価結果に対する施設のコメント | アンケート結果から、ほとんどの子どもたちが施設での暮らしに安心感を感じられていることが分かったことは、スタッフにとっても嬉しい結果でした。また、子どもの意見表明のための相談方法の提示や、権利についての教育など、施設として至らぬ点があることにも気づかされ、今後の子どもたちへの支援に役立てていきたいと思います。 働いているスタッフからの意見も取り入れ、さらなる働き方改革、スタッフも施設に守られていると安心感を感じられる職場環境作りをしていきたいと思います。職員が楽しく働いている姿を見ながら育つ子どもたちは、自然と笑顔になると思います。「笑顔と笑い声のたえないおうち作り」を目指す、あおぞらの目標とも一致します。 丁寧なアンケート調査や聴き取り調査をしていただき、ありがとうございました。 |