| 第三者評価結果詳細 | ||
|---|---|---|
| １ 養育・支援 | ||
| （１）養育・支援の基本 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 子どもの存在そのものを認め、子どもが表出する感情や言動をしっかり受け止め、子どもを理解している。 | b |
| ② | 基本的欲求の充足が、子どもと共に日常生活を構築することを通してなされるよう養育・支援している。 | b |
| ③ | 子どもの力を信じて見守るという姿勢を大切にし、子どもが自ら判断し行動することを保障している。 | b |
| ④ | 発達段階に応じた学びや遊びの場を保障している。 | a |
| ⑤ | 秩序ある生活を通して、基本的生活習慣を確立するとともに、社会常識及び社会規範、様々な生活技術が習得できるよう養育・支援している。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■職員同士の連携がよく取れていました。子どもも職員に話しかけやすい雰囲気が見られました。スポーツ活動が盛んで、部活動に励んでいる子どもも多くいました。 ■その雰囲気があっても、話しかけにくく感じる子や運動を苦手とする子どももいますので、その子ども達が生活の場の中で安心と安全を感じられる居場所づくりを心掛けていくことを望みます。 |
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| （２）食生活 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 食事は、団らんの場でもあり、おいしく楽しみながら食事ができるよう工夫している。 | b |
| ② | 子どもの嗜好や健康状態に配慮した食事を提供している。 | a |
| ③ | 子どもの発達段階に応じて食習慣を身につけることができるよう食育を推進している。 | b |
| （３）衣生活 | ||
| ① | 衣服は清潔で、体に合い、季節に合ったものを提供している。 | a |
| ② | 子どもの衣習慣を習得し、衣服を通じて適切に自己表現できるように支援している。 | b |
| （４）住生活 | ||
| ① | 居室等施設全体がきれいに整美されている。 | b |
| ② | 子ども一人一人の居場所が確保され、安全、安心を感じる場所となるようにしている。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■小規模型の棟では、子ども一人一人の居場所が確保されていますが、大舎制の棟では中高生の居場所の確保が難しい状況でした。工夫として、できるだけ多くのスペースが確保できるようにしています。 ■小規模型の棟も朝食と昼食は食堂に移動していました。きょうだいで出会える場を食堂でしたいという意見を尊重されていました。きょうだい関係を築いていくことも、食事を充実させていくことも大切です。今後に向けて、充実した食事場面の工夫を望みます。 |
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| （５） 健康と安全 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 発達段階に応じ、身体の健康（清潔、病気、事故等）について自己管理ができるよう支援している。 | a |
| ② | 医療機関と連携して一人一人の子どもに対する心身の健康を管理するとともに、異常がある場合は適切に対応している。 | b |
| （６） 性に関する教育 | ||
| ① | 子どもの年齢・発達段階に応じて、異性を尊重し思いやりの心を育てるよう、性についての正しい知識を得る機会を設けている。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■健康、安全面に対して日頃から細かく確認し共通認識されています。感染症に関する対応マニュアルがありましたが、具体的な内容を盛り込んでいくことと感染症に関する研修が望まれます。 |
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| （７） 自己領域の確保 | 第三者 評価結果 |
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| ① | でき得る限り他児との共有の物をなくし、個人所有とするようにしている。 | b |
| ② | 成長の記録（アルバム）が整理され、成長の過程を振り返ることができるようにしている。 | b |
| （８）主体性、自律性を尊重した日常生活 | ||
| ① | 日常生活のあり方について、子ども自身が自分たちの問題として主体的に考えるよう支援している | a |
| ② | 主体的に余暇を過ごすことができるよう支援している。 | a |
| ③ | 子どもの発達段階に応じて、金銭の管理や使い方など経済観念が身につくよう支援している。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■具体的な門限の時間を設定しない等、子どもの主体性を育む取り組みをされています。子どもには、職員が遅くなると心配する事も伝えられていました。また、子どもが希望すれば新たなロッカーが用意されていました。 ■幼児棟では、アルバムを作成し渡していました。ライフストーリーワークも今後取り入れたいという方向性を持っていますので、実践されていく事を期待します。 |
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| （９） 学習・進学支援、進路支援等 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 学習環境の整備を行い、学力等に応じた学習支援を行っている。 | b |
| ② | 「最善の利益」にかなった進路の自己決定ができるよう支援している。 | a |
| ③ | 職場実習や職場体験等の機会を通して、社会経験の拡大に取り組んでいる。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■近くに有馬温泉があり、アルバイトに行き社会体験をしている子ども達がいました。また、土地柄、バスを乗り継いでの登校をしています。進路については、職員が丁寧に相談にのっている様子が伺えました。就労させながら施設入所を継続する経験がないという事なので、今後に向けて準備をしていくことを期待します。 |
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| （１０） 行動上の問題及び問題状況への対応 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 子どもが暴力・不適応行動などの問題行動をとった場合に、行動上の問題及び問題状況に適切に対応している。 | a |
| ② | 施設内で子ども間の暴力、いじめ、差別などが生じないよう施設全体で取り組んでいる。 | b |
| ③ | 虐待を受けた子ども等、保護者からの強引な引き取りの可能性がある場合、施設内で安全が確保されるよう努めている。 | a |
| （１１） 心理的ケア | ||
| ① | 心理的ケアが必要な子どもに対して心理的な支援を行っている。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■職員の連携がよく取れており、担当者会議、主任会議、処遇改善委員会と段階を踏んで問題への対応をしています。また、専任で心理職が配置されています。他の職員と意見交換を密に行うなど、連携ができていました。今年度からの専任配置ということですので、これから一人ひとりの子どもについて目標を明確にし心理的ケアの関わりを持つ体制づくりを期待しています。 |
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| （１２） 養育の継続性とアフターケア | 第三者 評価結果 |
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| ① | 措置変更又は受入れに当たり継続性に配慮した対応を行っている。 | b |
| ② | 家庭引き取りに当たって、子どもが家庭で安定した生活が送ることができるよう家庭復帰後の支援を行っている。 | b |
| ③ | できる限り公平な社会へのスタートが切れるように、措置継続や措置延長を積極的に利用して継続して支援している。 | b |
| ④ | 子どもが安定した社会生活を送ることができるよう退所後の支援に積極的に取り組んでいる。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■職員が施設を訪れた子どもに対して、話を聞いたり、食事に行くなどの対応をされていますので、今後はアフターケア事業としての体制づくりをしていくことが望まれます。 |
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| ２ 家族への支援 | ||
| （１） 家族とのつながり | 第三者 評価結果 |
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| ① | 児童相談所や家族の住む市町村と連携し、子どもと家族との関係調整を図ったり、家族からの相談に応じる体制づくりを行っている。 | b |
| ② | 子どもと家族の関係づくりのために、面会、外出、一時帰宅などを積極的に行っている。 | b |
| （２） 家族に対する支援 | ||
| ① | 親子関係の再構築等のために家族への支援に積極的に取り組んでいる。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■必要な保護者に対しては、保育補助としてボランティアに入って養育スキルを向上する取組をされています。 ■家庭支援専門相談員の配置はされていますが、統括との兼任でした。専任としての配置が望まれます。 |
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| ３ 自立支援計画、記録 | ||
| （１） アセスメントの実施と自立支援計画の策定 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 子どもの心身の状況や、生活状況を把握するため、手順を定めてアセスメントを行い、子どもの個々の課題を具体的に明示している。 | b |
| ② | アセスメントに基づいて子ども一人一人の自立支援計画を策定するための体制を確立し、実際に機能させている。 | b |
| ③ | 自立支援計画について、定期的に実施状況の振り返りや評価と計画の見直しを行う手順を施設として定め、実施している。 | b |
| （２） 子どもの養育・支援に関する適切な記録 | ||
| ① | 子ども一人一人の養育・支援の実施状況を適切に記録している。 | b |
| ② | 子どもや保護者等に関する記録の管理について、規程を定めるなど管理体制を確立し、適切に管理を行っている。 | b |
| ③ | 子どもや保護者等の状況等に関する情報を職員が共有するための具体的な取組を行っている。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■自立支援計画は担当職員が作成したものを臨床心理士も加わった会議で検討し、さらに全体会議で検討していくという方法を取っています。多くの目が加わる方法を取ることで、完成度が高くなり現実に即した内容になるとともに、職員全体で共有しやすくなると評価します。 ■自立支援計画作成にあたって、保護者や親類縁者などの意見や希望を聞いたり、子ども自身の意見も盛り込まれるような、共に作成していくという方向性をより強めていくことが望まれます。 |
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| ４ 権利擁護 | ||
| （１） 子どもの尊重と最善の利益の考慮 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 子どもを尊重した養育・支援についての基本姿勢を明示し、施設内で共通の理解を持つための取組を行っている。 | b |
| ② | 社会的養護が子どもの最善の利益を目指して行われることを職員が共通して理解し、日々の養育・支援において実践している。 | a |
| ③ | 子どもの発達に応じて、子ども自身の出生や生い立ち、家族の状況について、子どもに適切に知らせている。 | b |
| ④ | 子どものプライバシー保護に関する規程・マニュアル等を整備し、職員に周知するための取組を行っている。 | b |
| ⑤ | 子どもや保護者の思想や信教の自由を保障している。 | a |
| （２） 子どもの意向への配慮 | ||
| ① | 子どもの意向を把握する具体的な仕組みを整備し、その結果を踏まえて、養育・支援の内容の改善に向けた取組を行っている。 | a |
| ② | 職員と子どもが共生の意識を持ち、子どもの意向を尊重しながら生活全般について共に考え、生活改善に向けて積極的に取り組む。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■子どもに対して食事に対するアンケートや職員に関する成績表をつける等、子どもからの意向を聞き取る工夫を数多くされています。子どもからヒアリングでも、職員に相談しやすい環境が作られていると感じました。 ■子どもの権利擁護を意識化しての研修設定になっていませんでした。権利擁護としての研修設定をする等、職員の意識づけを図ることを期待します。 |
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| （３） 入所時の説明等 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 子どもや保護者等に対して、養育・支援の内容を正しく理解できるような工夫を行い、情報の提供を行っている。 | a |
| ② | 入所時に、施設で定めた様式に基づき養育・支援の内容や施設での約束ごとについて子どもや保護者等にわかりやすく説明している。 | a |
| ③ | 子どものそれまでの生活とのつながりを重視し、そこから分離されることに伴う不安を理解し受けとめ、不安の解消を図っている。 | b |
| （４） 権利についての説明 | ||
| ① | 子どもに対し、権利について正しく理解できるよう、わかりやすく説明している。 | b |
| （５） 子どもが意見や苦情を述べやすい環境 | ||
| ① | 子どもが相談したり意見を述べたりしたい時に相談方法や相談相手を選択できる環境を整備し、子どもに伝えるための取組を行っている。 | a |
| ② | 苦情解決の仕組みを確立し、子どもや保護者等に周知する取組を行うとともに、苦情解決の仕組みを機能させている。 | b |
| ③ | 子ども等からの意見や苦情等に対する対応マニュアルを整備し、迅速に対応している。 | b |
| （６） 被措置児童等虐待対応 | ||
| ① | いかなる場合においても体罰や子どもの人格を辱めるような行為を行わないよう徹底している。 | a |
| ② | 子どもに対する暴力、言葉による脅かし等の不適切なかかわりの防止と早期発見に取り組んでいる。 | b |
| ③ | 被措置児童等虐待の届出・通告に対する対応を整備し、迅速かつ誠実に対応している。 | b |
| （７） 他者の尊重 | ||
| ① | 様々な生活体験や多くの人たちとのふれあいを通して、他者への心づかいや他者の立場に配慮する心が育まれるよう支援している。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■児童相談所から入所依頼があると、職員が一時保護所まで出向き丁寧に施設での生活やルールについて説明されています。子どもが描いたイラストとわかりやすく書かれた「おしえて善照学園」という冊子を作成し、子どもに手渡している点も評価できます。 ■職員の不適切な対応が起こらないようにという意識化はされていますが、被措置児童等虐待対応としては扱われていませんでした。マニュアルを作成し、周知徹底していくことを望みます。 |
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| ５ 事故防止と安全対策 | ||
| 第三者 評価結果 |
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| ① | 事故、感染症の発生時など緊急時の子どもの安全確保のために、組織として体制を整備し、機能させている。 | b |
| ② | 災害時に対する子どもの安全確保のための取組を行っている。 | a |
| ③ | 子どもの安全を脅かす事例を組織として収集し、要因分析と対応策の検討を行い、子どもの安全確保のためにリスクを把握し対策を実施している。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■かつて虚弱児施設であった歴史があるので、子どもの予防注射、病気への対応、災害への対応等にはよく気が配られていました。小さな事故を未然に防ぐためにもひやりハットを常日頃から活用することが望まれます。 |
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| ６ 関係機関連携・地域支援 | ||
| （１） 関係機関等の連携 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 施設の役割や機能を達成するために必要となる社会資源を明確にし、児童相談所など関係機関・団体の機能や連絡方法を体系的に明示し、その情報を職員間で共有している。 | a |
| ② | 児童相談所等の関係機関等との連携を適切に行い、定期的な連携の機会を確保し、具体的な取組や事例検討を行っている。 | a |
| ③ | 幼稚園、小・中学校、高等学校、特別支援学校など子どもが通う学校と連携を密にしている。 | a |
| （２） 地域との交流 | ||
| ① | 子どもと地域との交流を大切にし、交流を広げるための地域への働きかけを行っている。 | b |
| ② | 施設が有する機能を地域に開放・提供する取組を積極的に行っている。 | a |
| ③ | ボランティア受入れに対する基本姿勢を明確にし、受入れについての体制を整備している。 | a |
| （３） 地域支援 | ||
| ① | 地域の具体的な福祉ニーズを把握するための取組を積極的に行っている。 | b |
| ② | 地域の福祉ニーズに基づき、施設の機能を活かして地域の子育てを支援する事業や活動を行っている。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■地域社会、児童相談所や学校などとの連携は良く取れています。今後の課題として退所した子どもへのアフターケアも、より施設側の役割になっていきますので、児童相談所の担当ケースワーカーと子どもの関係を密にする方策を工夫したり、専任の職員の配置の検討などが望まれます。 |
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| ７ 職員の資質向上 | ||
| 第三者 評価結果 |
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| ① | 組織として職員の教育・研修に関する基本姿勢が明示されている。 | b |
| ② | 職員一人一人について、基本姿勢に沿った教育・研修計画が策定され計画に基づいて具体的な取組が行われている。 | b |
| ③ | 定期的に個別の教育・研修計画の評価・見直しを行い、次の研修計画に反映させている。 | a |
| ④ | スーパービジョンの体制を確立し、施設全体として職員一人一人の援助技術の向上を支援している。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■職員研修が、順番で機械的に決められるのではなく、職員の自主性で派遣先が決められるのは理にかなう方法です。また他施設と職員の交換派遣を行い、資質向上に努めている事は今後さらに拡大していく事が期待されます。 ■臨床心理士を配置しケース会議にも参加していますが、今後いわゆる難しいケースも全国的に増えていく事が考えられます。社会福祉士や精神保健福祉士などの資格を持った職員を採用する事も視野に入れていく事が期待されます。 |
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| ８ 施設の運営 | ||
| （１） 運営理念、基本方針の確立と周知 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 法人や施設の運営理念を明文化し、法人と施設の使命や役割が反映されている。 | b |
| ② | 法人や施設の運営理念に基づき、適切な内容の基本方針が明文化されている。 | b |
| ③ | 運営理念や基本方針を職員に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行っている。 | b |
| ④ | 運営理念や基本方針を子どもや保護者等に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行っている。 | b |
| （２） 中・長期的なビジョンと計画の策定 | ||
| ① | 施設の運営理念や基本方針の実現に向けた施設の中・長期計画が策定されている。 | b |
| ② | 各年度の事業計画は、中・長期計画の内容を反映して策定されている。 | b |
| ③ | 事業計画を、職員等の参画のもとで策定されるとともに、実施状況の把握や評価・見直しが組織的に行われている。 | b |
| ④ | 事業計画を職員に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行っている。 | b |
| ⑤ | 事業計画を子ども等に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行っている。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■有馬温泉地区にある地域小規模児童養護施設（グループホーム）は、近隣からも受け入れられ、今後地区の児童家庭支援センター的役割を担っていくことが期待されます。 ■女子が生活する所は新築されていますが、男子の生活部分や同じ建物内の食堂・風呂場は改善の余地があります。中長期計画で男子棟もグループホームの形に分散新築する計画があり、平成２７年春に２か所目がオープンしますが、優先順位を上げると共に財源確保のためにも法人の経営基盤を強化していく事が期待されます。 |
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| （３） 施設長の責任とリーダーシップ | 第三者 評価結果 |
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| ① | 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して明らかにし、専門性に裏打ちされた信念と組織内での信頼をもとにリーダーシップを発揮している。 | b |
| ② | 施設長自ら、遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行い、組織全体をリードしている。 | b |
| ③ | 施設長は、養育・支援の質の向上に意欲を持ち、組織としての取組に十分な指導力を発揮している。 | b |
| ④ | 施設長は、経営や業務の効率化と改善に向けた取組に十分な指導力を発揮している。 | b |
| （４） 経営状況の把握 | ||
| ① | 施設運営をとりまく環境を的確に把握するための取組を行っている。 | b |
| ② | 運営状況を分析して課題を発見するとともに、改善に向けた取組を行っている。 | b |
| ③ | 外部監査（外部の専門家による監査）を実施し、その結果に基づいた運営改善が実施されている。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■税理士を監事に任命して会計面での監査を強化しています。 ■施設長は子どもたちに対する熱い思いを持ち、その思いを基幹職員に託しています。その思いが職員全体に行き渡るように基幹職員がその思いをしっかり伝えていくと共に、施設長は折に触れて職員個々に思いを伝えコミュニケーションを高めていく積み重ねが望まれます。 |
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| （５） 人事管理の体制整備 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 施設が目標とする養育・支援の質を確保するため、必要な人材や人員体制に関する具体的なプランが確立しており、それに基づいた人事管理が実施されている。 | b |
| ② | 客観的な基準に基づき、定期的な人事考課が行われている。 | b |
| ③ | 職員の就業状況や意向を定期的に把握し、必要があれば改善に取り組む仕組みが構築されている。 | b |
| ④ | 職員処遇の充実を図るため、福利厚生や健康を維持するための取組を積極的に行っている。 | b |
| （６） 実習生の受入れ | ||
| ① | 実習生の受入れと育成について、基本的な姿勢を明確にした体制を整備し、効果的なプログラムを用意する等積極的な取組をしている。 | b |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■年度内に職員個々にアンケートを取り、それを元に面接を行っています。勤務継続の意思確認だけでなく、自分のスキルが発揮できる勤務状況の有無などにも言及する事が望まれます。 ■今後施設職員の採用が今より困難になっていく事が予想されます。保育士だけでなく社会福祉士養成課程の４年制大学からも実習を受け入れられるよう、実習担当者の資格要件となる社会福祉士実習指導者講習会を修了した社会福祉士の配置を早急に検討していく事が望まれます。 |
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| （７） 標準的な実施方法の確立 | 第三者 評価結果 |
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| ① | 養育・支援について標準的な実施方法を文書化し、職員が共通の認識を持って行っている。 | b |
| ② | 標準的な実施方法について、定期的に検証し、必要な見直しを施設全体で実施できるよう仕組みを定め、検証・見直しを行っている。 | a |
| （８） 評価と改善の取組 | ||
| ① | 施設運営や養育・支援の内容について、自己評価、第三者評価等、定期的に評価を行う体制を整備し、機能させている。 | a |
| ② | 評価の結果を分析し、施設として取り組むべき課題を明確にし、改善策や改善実施計画を立て実施している。 | a |
| （特に評価が高い点、改善が求められる点） ■自分の働く施設に対して、職員全員がチェックしていく取組みが始められています。 ■自分の担当する業務部署に対して年間目標や実施計画作成、それに要する予算の概算請求等、より個々の職員が主体的に担当部署に関わっていく体制作りがチェックだけに終わらず、達成感と協力と自主性という実り多い成果に繋がっていくことを期待します。 |
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