社会的養護施設第三者評価結果

ガーデンロイ

データ登録日 2026年03月19日
【1】第三者評価機関名 (特非)NPOかんなびの丘
評価調査者研修修了番号 SK2021198
SK2025043



【2】種別 児童養護施設 定員 30名
施設長氏名 松居 太開 所在地 大阪府
URL www.el-roi.jp
開設年月日 2010年04月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人イエス団
職員数 常勤職員 29名 非常勤職員 7名
有資格職員 社会福祉士 4名 保育士 17名
社会福祉主事 11名 看護師 1名
公認心理師 3名 臨床心理士 3名
施設設備の概要 (ア)居室数 22室 (イ)設備等 セラピールーム(2)自立生活訓練室
(ウ) 地域交流スペース   面談室(3) 診療室 (エ)
【3】理念・基本方針 ■ミッションステイトメント2009
わたしたちは、いのちが大切にされる社会をつくりだす
わたしたちは、隣り人と共に生きる社会をつくりだす
わたしたちは、違いを認め合える社会をつくりだす
わたしたちは、自然が大切にされる社会をつくりだす
わたしたちは、平和をつくりだす
■ガーデンロイの理念
「社会、地域、家庭とのつながり、生き生きと主体的に生きる人を育てる」
■ガーデンロイの基本方針
法人創始者、賀川豊彦の貧しい人々を助けたキリスト精神を引き継ぐ。
社会、組織、人とのつながりを大切にする。
子どものこころの傷を手当し、自尊感情を育む。
成長する子どもの力を信頼し、それぞれの個性を尊重して養育にあたる。
養育の連続性を大切にする。 
【4】施設の特徴的な取組

■小規模グループケアを取り入れており、6名定員のホームが4つある。少しでも家庭に近い環境で子どもが生活できるように、それぞれにキッチン・トイレ・玄関が設置されている。またホーム調理を各ホームの状況に応じて行っており、児童も積極的にお手伝いをしている。
■併設している乳児院から措置変更された児童が複数名いるため、児童のニースに合わせて乳児院に訪問している。

【5】第三者評価の受審状況 2025年06月05日(契約日)~ 2026年03月10日(評価結果確定日)
前回の受審時期 令和4年度
【6】総評

◇特に評価が高い点
【法人の理念に基づいた組織運営】
・法人の理念を基盤に、施設独自の理念と基本方針を明確化し、これを中長期計画や事業計画へ反映させています。理念や基本方針、計画は職員会議や研修で共有され、組織全体が共通理解を持ちながら着実に運営を推進する体制となっています。
【スーパビジョン体制】
・施設では、職務分掌に各ポジションの役割を明記し、文書や組織図を通じてスーパービジョン体制を可視化しています。個別面談などを通じて、職員一人ひとりの日々の養育や支援の状況を確認する仕組みを整えています。これにより、組織全体で支援の質を継続的に点検・改善し、職員が安心して業務に取り組める体制を構築しています。
【地域との交流】
・施設では、学校との連携や地域の祭りへの参加、さらに里親相談会の開催などを通じて、地域社会との交流を積極的に推進しています。これらの取り組みを通じて、地域における福祉ニーズを的確に把握し、支援の充実につなげる体制を整えています。
【子どもが相談や意見が述べやすい環境の整備】
・子どもの居室や個別のお出かけ時等の中で、子どものプライバシーにも配慮しながら、月1回以上個別に話を聞く機会を設けています。また意見要望カードの活用や意見箱の設置、各ホームでの子ども会議や中高生が参加する子ども自治会から意見を取り入れる等、複数の方法を用いて子どもの声に寄り添った支援を行っています。
【リスクマネジメント体制の構築】
・不審者対応等の危機対応マニュアルや安全計画を作成し、リスクマネジメント体制を構築しています。定期的に危機管理委員会を開催し、その中で避難・防犯防災訓練の実施計画等を立案し実施し、また毎月のホーム会議でヒヤリハットや事故報告書の振り返りを行い、施設全体においてもヒヤリハットを毎月・四半期ごと・一年間の振り返りを行い、第三者委員にも報告しています。
【支援の継続性】
・子どもを温かく迎えられるように、入所前に子どもの嗜好や好み等の情報をできるだけ把握し、入所当日は嗜好を取り入れたメニューを取り入れて子どもの不安を少しでも軽減できるように配慮しています。隣接している乳児院と連携し、乳児院から措置変更する児童はつなぎ保育を行い、養育の連続性を保障しています。また、養育里親へのケース移行においても、できる限り不安の軽減を図りながら支援の継続性に配慮した取り組みを行っています。

◇改善が求められる点
【研修計画体系化の強化】
・施設では、職員ごとに研修履歴を管理し、オンライン研修を含め可能な限り参加できる環境を整えています。これにより、学びや成長の過程を把握できる体制を構築しています。研修計画は毎年見直しを行い、改善を重ねていますが、体系化や長期的な整備は十分ではありません。今後は年間計画をより明確にし、キャリアパスに沿った段階的な研修を実施することで、職員の専門性向上と支援の質の充実が期待されます。
【協力事業主等との連携による社会経験の拡大】
・近隣のスーパーや飲食店等でアルバイトの機会を通して、社会経験できる環境を整えています。また、現在検討している社会奉仕活動等を行う民間団体等と連携する等、今後はより子どもの社会経験の機会の拡大に努めていくことが望まれます。

【7】第三者評価結果に対する施設のコメント ・組織運営や様々な体制、取り組みに対し高い評価を頂いたこと、嬉しく思います。評価頂いた項目については自信を持ち、より良い子どもの養育のためになるよう、職員にもフィードバックしていきます。
・ご指摘の通り、計画的な研修や体系化には課題があります。外部の研修に参加するためにも、基本的な職員のスキルアップや地盤固めを行い、研修に派遣しても揺るがない体制づくりに努めます。
・卒園児童を迎えた今、児童の社会経験や社会との繋がりをより強くするためにも社会資源を探すよう取り組みます。