社会的養護施設第三者評価結果

下野三楽園

データ登録日 2026年04月27日
【1】第三者評価機関名 (一社)栃木県社会福祉士会
評価調査者研修修了番号 SK2024037
S2024017
T21004


【2】種別 児童養護施設 定員 40名
施設長氏名 藤原 崇夫 所在地 栃木県
URL https://www.shimotsuke-sanrakuen.net/
開設年月日 1912年11月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人 下野三楽園
職員数 常勤職員 19名 非常勤職員 18名
有資格職員 社会福祉士 4名 精神保健福祉士 4名
保育士 11名 栄養士 2名
調理師 2名 認定心理士 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 教室26室 (イ)設備等
(ウ) (エ)
【3】理念・基本方針 理念
養育の3つの柱
「慈悲(じひ)」思いやる心 「智慧(ちえ)」正しい心
「勇猛(ゆうみょう)」強い心
基本方針
①児童の健やかな発達に必要な家庭的機能が十分発揮されるように努める
②児童と職員が一体となった施設づくりに努める
③児童の保護者・関係機関及び地域社会との連携感の中で児童の養護に努める
上記の3つを基本方針とし「慈悲」「智慧」「勇猛」の養育3つの柱のもと、児童の健やかな心身の発達と自立に向けた支援に努める
【4】施設の特徴的な取組

1居室6名程度の人数で、出来るだけ家庭的な雰囲気の中で生活している。とりわけ女子児童が生活している4つの居室では、女子職員が「住み込み」という勤務形態をとり、自分の家のような感覚でこどもたちが安心感を持てるよう養育支援を行っている。

【5】第三者評価の受審状況 2025年05月07日(契約日)~ 2025年12月26日(評価結果確定日)
前回の受審時期 令和4年度
【6】総評

◇特に評価の高い点
<園長は養育・支援の質の向上に意欲をもち、その取組に指導力を発揮しています>
園長は、職員会議への参加や日々の業務を通じて、職員からの報告によりこどもの生活状況を把握しています。また、自立支援計画に沿って、職員の養育・支援が適切に行われているかを確認しています。さらに、年1回職員と自己評価シートにもとづいて面談を行い、提案や意見、要望などを聞き取り、運営に反映しています。

<こどもと地域との交流を広げるための取組を行っています>
基本方針に地域社会と連携して児童の養護に努めると示されています。自治会や地域の関係団体との関係が良好で、こどもが地域イベントに参加する機会が多く設けられています。地域で開催される祭りに参加し、こどもが「さんらく太鼓」を披露しています。お寺の節分行事に参加したり、児童文化祭ではこどもの作品を出展しています。友人が施設に遊びに来る場合や外出する場合は、施設の規則に沿って行動しています。

<こどもが安定した社会生活を送ることができるようリービングケアと退所後の支援に積極的に取り組んでいます>
 高校生には卒業後の進路に応じて社会生活が送れるように支援しています。退所後の独り暮らしに向けてユースアフターケア事業の勉強会などを活用し、金銭管理を身に付けられるようにしています。退所後もアフターケア対応職員が連絡や面会を行い、こどもの状況を把握しています。生活の困り具合によって関係機関と連携し、こどもが安定した社会生活を送れるように支援しています。施設では、こどもの心の拠り所として、いつでも来園できることを伝えています。

◇改善を求められる点
<必要な福祉人材の確保・定着等に関する具体的な計画が策定されることを期待します>
 新規採用職員には、経験豊富な職員によるOJTが行われています。また、社会福祉士や精神保健福祉士、認定心理士、保育士などの専門職員を配置し、治療的・専門的ケアが必要なこどもに対して手厚い支援を行っています。人材の確保については、県社会福祉協議会福祉人材センターへの登録やホームページでの採用活動を実施しています。さらに、実習生を積極的に受け入れることで、職員採用につながった事例もあります。今後は、より計画的な人材確保計画の策定が期待されます。

<職員一人ひとりの育成に向けた取組を構築することを期待します>
 今年度から、「期待する職員像」を明確化し、「求められる人間性」「求められる資質」、経験年数ごとの「求められる職員像」を示しています。職員に目標設定を行わせ、その達成状況を管理する取組みを目指しています。今後は、制度の構築が課題となっています。

<職員のメンタルヘルス対策の取組みを期待します>
定期健診や予防接種は、全額事業所負担で実施しています。また、定期的に公休や有給休暇の取得状況を確認し、職員が取得できるよう配慮しています。さらに、職員の心身の状況に応じて、休暇取得や休職の呼びかけを行っています。今後は、職員のメンタルヘルスに対応するため、施設内外に相談窓口が設置されることを期待します。

【7】第三者評価結果に対する施設のコメント  五回目となる第三者評価を受審しました。今回は分園を開設してから初めての受審でしたが、これまで日々積み重ねてきた実践の結果を評価していただき感謝しています。一方で、まだまだ至らないと感じる点も多いので、今後とも養育の質の向上に努め、施設運営の課題として指摘いただいた点については、職員一丸となって改善に取り組んでいきます。