社会的養護施設第三者評価結果

ガーデンエル

データ登録日 2026年02月25日
【1】第三者評価機関名 (特非) NPOかんなびの丘
評価調査者研修修了番号 SK2021195
SK2021198
SK2025042


【2】種別 乳児院 定員 30名
施設長氏名 六川 徳子 所在地 大阪府
URL https://el-roi.jp/el/rinen.html
開設年月日 2010年04月01日 経営法人・設置主体 社会福祉法人イエス団
職員数 常勤職員 36名 非常勤職員 9名
有資格職員 社会福祉士 2名 精神保健福祉士 1名
保育士 27名 社会福祉主事 3名
看護師 4名 公認心理師 1名
施設設備の概要 (ア)居室数 5室 (イ)設備等
(ウ) (エ)
【3】理念・基本方針 ミッションステートメント2009
わたしたちは命が大切にされる社会をつくりだす。
わたしは隣り人と共に生きる社会をつくりだす。
わたしたちは、違いを認め合える社会をつくりだす。
わたしたちは、自然が大切にされる社会をつくりだす
わたしたちは、平和をつくりだす。

ガーデンエルの理念
「社会、地域、家庭とつながり、生き生きと主体的に生きる人を育てる」

ガーデンエルの基本方針
法人創始者、賀川豊彦の貧しい人々を助けたキリスト精神を引き継ぐ。
社会、組織、人とのつながりを大切にする。
子どものこころの傷を手当てし、自尊感情を育む。
成長する子どもの力を信頼し、それぞれの個性を尊重して養育にあたる。
養育の連続性を大切にする。
【4】施設の特徴的な取組

・小舎制を取り入れています。6名定員のホームが4つあり、それぞれにミニキッチン、トイレ、玄関が設置されています。少しでも家庭環境に近い形で生活できるようにしています。
・個別担当制をとり、特定の大人との愛着形成ができるよう配慮しています。個別にかかわる時間を設定し、外出などの機会も作っています。アタッチメントを正しく理解するための研修に積極的に参加しています。
・親子訓練棟の活用。担当職員と子どもがそこで、家庭的な体験をすることができます。また自宅へ外泊する前段階として、保護者との宿泊をすることができます。家庭的な部屋での面会ができます。

【5】第三者評価の受審状況 2025年06月05日(契約日)~ 2026年02月09日(評価結果確定日)
前回の受審時期 令和4年度
【6】総評

【特に評価の高い点】
■理念の明文化と第三者評価を活かした改善の取り組み
法人理念を基盤に施設独自の理念と基本方針が明確化され、また過去に受審した第三者評価の結果で、指摘された課題や改善点について分析を行っています。
■ 職員の声を活かし職場環境改善に向けた仕組みの整備
日常業務の中では表出しにくい職員の声や悩み、気づきなどを丁寧に吸い上げることを目的に職員アンケートを定期的に実施し、メンタルヘルス不調の予防や早期対応につなげています。またその結果をもとに、職員が安心して働ける環境づくりに取り組んでいます。
■養育・支援のマニュアル化の整備
各種マニュアルを整備し、権利擁護やプライバシーの保護にかかわる姿勢を明示し職員会議等で周知徹底しています。
■人材の確保・定着、スーパーバイズ体制等による育成体制の構築
人材の確保と定着に力を入れています。人材紹介会社の活用や転職サイトへの情報掲載、説明会の開催、職員の卒業校へのアプローチなど幅広い方法で採用活動を行っています。採用後は、互いに支え合いながら働ける職場づくりを目指し、安心して働ける環境を整えることで定着率向上を図っています。またスーパービジョンの仕組みや研修制度を活用しながら、職員の能力開発やキャリア形成を支援し、毎月の虐待チェックリストによる点検や施設長との個別面談等で、職員各々の日々の養育・支援について確認する仕組みを整えています。
■多職種連携による食生活の充実、食育の取り組み
栄養士や調理員、保育士が連携して子ども一人ひとりの発育状況や体調を考慮し、食事がおいしく楽しく食べられるよう工夫されています。ホームクッキングの実施で子どもたちが中庭菜園で収穫した野菜に触れるなど、様々な「食育」への取り組みも行っています。                                       
【改善が求められる点】
■ 計画の整合性と実践性を高める仕組みづくりの必要性
法人と施設の双方の計画の明確な連動性が十分に確保されているとは言い難く、両者での整合性や相互補完性を高めることが今後の課題です。
■保護者や地域の方々からの意見が述べやすい仕組みの工夫
保護者等が相談や意見を述べやすくすること、また近隣住民の意見も広く求めるために、意見箱の設置場所や周知等の工夫が望まれます。
■子どもの主体性を保障できる更なる取り組み
縦割りのホーム制による月齢幅の制約もありますが、個々の子どもが望むタイミングで自分の所有玩具を取り出すことができるように、部屋の使用方法などの工夫が望まれます。

【7】第三者評価結果に対する施設のコメント 職員配置、子どもの年齢構成、部屋の環境構成上、子どもが安全に過ごせることに重きを置いていることもあり、子どもそれぞれが望むタイミングで遊びたい玩具で遊ぶことが十分にできていませんでした。以前の第三者評価受審でもご指摘いただいた点を試行錯誤して、小さな棚の設置、おもちゃを小分けにして配置するなど、できる事を試しながら、まだよい形ができておりませんでした。今回も子ども達の遊びを充実させて、子どもの成長発達により良い環境設定について助言も頂きましたので、今後も試行錯誤し、より安全に主体性を育める遊びの環境設定をしていきたいと思います。
 今回も、自分たちでも課題だと思っていることについて、一緒に整理していただき、具体的にどうしていくのが良いのかを一緒に考えて助言をいただきました。前回の第三者評価以降、人材育成、職員処遇、職員採用に力を入れてきました。その点について整理していただけたことは、大変ありがたく思っています。
 課題として頂いた法人と施設の事業計画の連動性について、来年度は長期計画を策定する年度でもありますので、その点をより意識して策定していきたいと思います。